WERRA １c／Tessar50㎜f2.8 PRESTOR RVSシャッター機

コレクターに人気の1961年東ドイツ製のWERRA1cテッサー付です。
最高速1／750秒のプレストールシャッター搭載及びセルフタイマーとシュー付きの輸出モデルになります。レンズキャップ兼フードが付属します。
本体の状態ですが経年使用によるスレやキズが有ります。
東ドイツ製カメラは、品質の劣るアルミ材を使用している為経年劣化による腐食が有ります。ヘリコイドの工作精度もイマイチな為品質にバラツキが有るのが難点です。
しかし、私にはユニークな形とその独特の操作性で大好きなクラシックカメラの中の一台です。
操作上の注意点
シャッターチャージとフイルムの送りを前面のリングを回転させてセットする特殊な機構のカメラです。リングは元の位置に戻さないと次の操作が出来ません。フイルム実装で操作が重くなるため丁寧な操作が必要です。
また、レリーズ釦半押しで二重撮影防止が解除してしまいます。ストロークも深めで最後まで押さないと巻き上げ解除になりません。コマ飛びし易いので無理な操作は禁物です。
巻き戻しは底ブタのダイアルをRにします。底ブタの外しはCでロックは●です。セルフタイマーはレンズ下部のレバーをVの位置にスライドさせます。何かとお作法の多いクラシックカメラです。無理な操作は禁物です。
ファインダーを分解清掃しましたのでブライトフレームはクリアです。
フォーカスは目測式です。ファインダーに視度補正機構がついています。近距離は被写界深度を考慮して撮影してください。フォーカスリングは重めです。
プレストールRVSは、最高速度として1/750秒のシャッタースピードを持つ二重構造のシャッターユニットです。
シャッターチャージでシャッター羽根が開くので、後部遮光シャッター羽根がチャージ中に閉まる二重構造です。
持病の低速不良があったためシャッターユニットを分解清掃し整備をしました。（プレストールのスローガバナーはシャッターを分解しないと外せない構造です）

作例写真
会津の初冬寸描　
Kodak　Proimage100単体露出計使用
フジカラーCD（200万画素相当）から画像データーを落としました。
色調補正などの画像処理はしておりません。

本機は実用機です。細部にこだわる方は専門店での購入をおススメします。
撮影を含め保証はございません。プロフィールを確認くださいますようお願いいたします。

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